メルボルンの教会

セント・ジェームスは、1842年にコリンズ通りとウィリアムズ通りの角にオープンした都市で最初の聖公会の大聖堂であり、メルボルンで最も古い教会です。後に、フラッグスタッフ・ガーデンズの向かいに移されました。以前の場所の唯一の記憶は今日のセント・ジェームス・レーンです。1839年、市が始まったばかりの4年後、シャルル・ラトローブが最初の礎石を置きました。メルボルンでまだ残っている数少ないゴールドラッシュ前の建物の1つです。

壮大で堂々としたセント・ポールズ大聖堂は、1891年に聖別され、メルボルンの聖公会大聖堂としてセント・ジェームスを置き換えました。メルボルンで最も有名なコーナーの1つに位置しています。セント・ポールズは、ゴシック移行様式と呼ばれる様式で建てられました。ゴールドラッシュ時代の富は、建築材料の質や教会の正面およびレディチャペルのフレスコ画に使用されている金箔に表れています。セント・ポールズは、一部の古い教会が暗く圧迫感があったり博物館のようであったりするのとは異なり、光が豊かで生き生きと感じられます。

セント・ポールズは、ウォーン・ポンズの石灰岩とバラブール・ヒルズの砂岩で作られた素晴らしい教会であり、よく見かける地元のブルーストーンとは異なります。セント・ポールズ内では、記念用のロウソクを灯す時間を取ることができます。

ここでは、ベア・グリルスが推奨するアルファコースに参加することができます。大聖堂の洗練さは、‘野生との戦い’のアイデアとは矛盾しているように感じるかもしれませんが、町の外の騒音や活動から離れて静かな安らぎを得る場所を見つけることは、精神的な生存と人生の不安から抜け出す手助けになるかもしれません。定期的なサービスに加えて、火曜日の夜には祈りを求めるために出席できるヒーリングサービスも開かれています。

市内に最初のカトリック教会は、エリザベス通りとロンズデール通りの角にあるセント・フランシス教会であり、今でも信者の人気のある場所です。サミュエル・ジャクソンが設計したこの教会は、後にダブリンから持ち込まれた鐘を収めるために塔が追加されました。

ところが、ゴシック様式のセント・パトリック大聖堂の方が印象的なカトリック教会となりました。 1851年に委託されましたが、1897年まで正式に聖別されませんでした。ブルーストーンの建物は市内の高台に堂々と立ち、ギズボーン通りとアルバート通りの角に位置しています。

大聖堂の外側を歩いて東側の入口に向かうと、上を見上げると、ガーゴイルの1つが馴染みのある顔をしているのに気付くかもしれません。前任の州首相であるジェフ・ケネットのインスピレーションを受けた、石工のトム・カーソンによって新たに彫られたもので、ケネット氏は広く開かれた口から雨水を流すために不滅化されています。

コリンズ通りにあるスコッツ教会は、ニュージーランドのカカヌイ石でハイライトを付けたさまざまな石を使用しています。メルボルンの初期において、教会の尖塔は市内で最も高い構造物でした。 スコッツ教会は、世界的に有名なソプラノ歌手であるデーム・ネリー・メルバが国際的なオペラ舞台に立つ前に、聖歌隊で歌った場所でした。彼女の葬儀は1931年にスコッツ教会で行われました。数千人が参加し、多くの人が教会に入ることができず、外側で押し合いになりました。

ラッセル通りとコリンズ通りの反対の角にあるユナイティング教会は、ジョゼフ・リードによってロンバルディ様式で設計されました。 彼はメルボルン市庁舎とエキシビション・ビルを設計しました。 当時の教会牧師は、実用的な建物を望んでいたため、内部デザインは、傾斜が付いた床を持つ劇場に近いものでした。

市の早期に16人のメンバーが集まり、最初のバプテスト教会を建て始め、すぐに小さすぎる礼拝堂となりました。現在の教会であるコリンズストリートバプテスト教会は、1865年にジョゼフ・リードによってデザインされた古典的な様式で建てられました。当時の人気のあったジョセフ・リードは、ネオ・ギリシャの影響に寄せて、入り口にコリントス式の4本の柱を配置しました。

市内の歴史的な教会の1つは、ビンテージトラムのルートを辿ってみると、現代のオーストラリアの都市において珍しいものとして目立ちます。それは、モダンな建物の間にはさまれた小さいウェルシュ教会です。今日では多文化を持つ信徒たちがいるものの、彼らは今でもウェールズ語と伝統を重要視しています。毎月2回、少なくとも年に2回の賛美祭（Gymanfa Ganu）が開催され、賛美歌が英語とウェールズ語の両方で歌われます。

ドイツルーテラン教会も、以前の移民時代の遺産を尊重し続けています。 巨大なセント・パトリック大聖堂のすぐそばのパーラメント・プレイスにあります。比較的小さなこのルーテラン教会の内部には、1874年に設置されて以来使われ続けている美しいオルガンがあります。 内部は木製の天井で保存され、元のスタイルを維持しています。

中央図書館の反対側にあるスワンストン通りの異文化的な教会は、1865年にさかのぼります。当初はキリスト教会でしたが、今日の名前はメルボルンに居住する国籍の変化を反映しており、特にこの教会はアジア人や他の多くの国々から来る学生を歓迎したいと考えています。 成長中で若くて活気のある信徒たちがいる教会です。

また、都市の教会の概要に新参者を含めないことはできません。毎週約6,000人の若者を中心に引き付ける急成長の現代的な教会であるプラネットシェイカーズがあります。 これらの教会は、多様な礼拝所を利用して群衆を収容しています。日曜日にはダラス・ブルックス・センターで1日4回のサービスが行われます。 音楽はモダンなロックで、熟練したバンドによって演奏され、説教は元気です。

プラネットシェイカーズ・シティ・チャーチは、毎年25,000人を集めるカンファレンスを開催しています。 このカンファレンスには、青少年や子供向けの別イベント、一般出席者向けの別イベントがあります。 海外で知名度の高い講演者やミュージシャンが参加することで人気のあるカンファレンスとなっています。